仕事量は魔物である。 by 詠み人知らず
という訳で今回は、作業量という魔物の倒し方を解説していきたいと思います。
初めはスライム程度だと思っていたのに、いつの間にかキングスライムを通り越してエスタークなっていた…よくありますよね。
(ドラクエ分からない方、微妙な例えですみません。笑)
私自身、コンサルの現場で信じられないクラスの強敵とこれまで幾度となく戦ってきました。
少しだけ例を挙げてみるだけでも..
- 私がプロダクトに参画した段階で、既に当初の計画から2ヵ月遅延。お客さんが毎日プロジェクトルームに怒鳴り散らしに来るという状況。
- 3時間睡眠の日々が3ヵ月続き、上司がうつ状態になり行方不明に。明日からチームリードを任せた、と突然言われる。
いま思い出すだけでも胸がキュッとなります。笑
何度も辞めたいと思いましたし、乗り越えるのが本当に大変でした。。どうすれば良いのか本当に分からなかった・・・
そんな経験から編み出した私のサバイバル方法が、少しでもあなたの参考になればと思います!
終わらない仕事量をモデルケースで考えてみる
自分自身の仕事はどうしても主観的に考えてしまい、思考停止状態になりがちなものです。。。
一度、以下のケースについて客観的に考えてみましょう。
- いま目の前に100の大きさの敵がいる
- その敵は確実に毎日10ずつ大きくなっていく
- あなたのいまの処理能力は1日あたり10
- 敵の大きさが110になったらゲームオーバー(正にギリギリな状況)
このような状況だとしたら、あなたは何をしますか?
この時にあなたがどう考えるかが、仕事の分かれ道になります。
仕事に置き換えると、ここでいう敵=仕事量だからです。
3分ほど目を閉じて、実際に考えてみてください。
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では、私の考える解消方法についてお話していきたいと思います。
確実に分かっているのは、今のまま作業を続けても、敵の大きさは毎日100のままで、小さくならないということです。
それならば、取り組むべきことは2つです!
- 仕事量の増加スピードを遅らせる
- 仕事の処理能力を高める
以降の段落でそれぞれについて詳しく解説していきます。
【方法1】仕事量の増加スピードを遅らせる
日々の仕事量が増えるスピードを10から5や7に減らすことができれば、どうなるでしょうか。
あなたが変わらず、毎日10ずつ倒していけば、少しずつ仕事量全体の大きさは小さくなっていきますよね!
そうすることで、少しずつ日々の作業にも余裕が生まれてきます。
具体的にはどうすれば良いのかについても、お伝えします。
対策①無駄な作業をなくす
あなたが1日の中で行っている作業が仮に100個あるとします。
これって本当に必要な作業なんだっけ??と思う作業が本当に1つも無いか、冷静になって考えてみていただきたいです。
私の経験では、リスト化していくと、おそらく2~3個は要否が疑問な作業があると思います。
無駄だと思う作業が分かったら、上司に掛け合います。
以下のような感じで話をしてみます。
「これ、本当にやる必要ありますか?〇〇の理由から、この作業は不要だと思います。
少なくとも、現在の危機的な状況の中では、この作業をしばらくやらないようにさせて欲しいです」
もしOKが出て、1つでもやらなくて済むようになれば、大成功です!
対策②作業分担を変える
業務の役割上、あいまいだけど、なんとなくあなたがやることになっている作業はないでしょうか?
これって、結構ありますよね!
私も元々イエスマン気質があり、なんでもかんでも作業を寄せられてしまう人間でした。。笑
これも、まずは作業をリスト化していきます。
そして最終的には、あなたの部署やチーム、あなた自身で行っている作業を他に付け替えるのがゴールです。
これに関しては周囲からの抵抗もある程度はあると思います。(誰しも面倒なことを押し付けられるのはイヤですよね。笑)
しかし、これは生き残りをかけた戦いです。桶狭間にのぞむ織田信長の気持ちで臨んでください!!
メンタルが強くない人にはなかなか厳しい作業ですが、これもサラリーマンの宿命と覚悟を決めましょう。
とはいえ、周囲も自分と同じくらい忙して皆がイライラしていたり、人間関係に大きな亀裂を生みそうな場合にいは控えておきましょう。
と、ここまでが、敵の成長スピードを遅らせるための解消方法になります。
続いて、次は敵を倒す処理能力を上げる方法についても、考えていきましょう。
【方法2】仕事の処理能力を上げる
ゲームオーバーにならないように目の前の敵を日々倒すことも、もちろん重要です。
こちらに関しては、毎日会社に行っていれば、当然のこととして、既に取り組まれていると思います。
ただ、あなたの処理能力を増やさない限り、仕事量も日々増えるので、仕事量全体の大きさは常に一定のままです。
そこで、あなたの処理能力を大きくする工夫が必要になってきます。
では、具体的な取り組み方法について解説をしていきますが、重要なキーワードは作業の自動化です。
エクセル(Excel)で関数を組む
パソコンの作業が苦手な方には、少しとっつきにくいかもしれませんが、エクセルです。
もはや、エクセルはイチローのバット同じくらい、サラリーマンにとっては重要な商売道具です。
エクセルで関数を組むなど自動化を図ることで、可能な限り機械に作業をやらせます。
手作業で作業を行うよりもミスも格段に減りますので、取り組みは必須です。
知識が無い人は一から勉強しようとすると時間がかかってしまうので、詳しい人に聞くか、パソコン教室に駆け込むのも手です。
こんなことで悩んでいます、とアビバの体験レッスンで相談してみると、結構親身になって解決策を教えてくれます。
(私も社会人3年目くらいの時に、隠れてアビバに通ったことがあります。笑)
下位メンバーに作業を任せて、半自動化する
毎日繰り返し行っている作業があれば、それを手順化して、なるべく下位のメンバーにやらせるのも効果的です。
あなたが頭を使う作業に専念して生産性を上げることで、チーム全体の作業量が確実に上がっていきます。
最後に
今回は仕事量が多くてどうにもならない場合の解消方法として、大きく2つの方法を紹介しました。
- 仕事量の増加スピードを遅らせる
- 仕事の処理能力を高める
寝る時間もなかなかなかったり、疲れていたりすると、なかなか落ち着いて考えるのも難しいですよね。
でも、ほんの少しの毎日の取り組みがあなた自身を後で楽にしてくれることに繋がりますので、踏ん張ってみてください!
また、残業などがあまりにも多く、体調不良を感じたり、頭痛や吐き気などを感じるという場合には、無理をせずに病院でチェックすることをオススメします。