私自身は、これまでに英語学習に相当な時間を注いできた自負がある。
アメリカに滞在していた1年間を除いたとしても、10,000時間は英語学習に使ってきたのではないかと思う。
これまでの主な英語学習歴は以下の通りだ。
- 海外留学するためにTOEFLを1年間勉強
- アメリカに1年間の海外留学
- TOEICで930点取得するために試験勉強
- アメリカ人上司と会話するために英会話に1年間通う
それでも、いまだに自分の中で、くすぶっている疑問。
「英語学習って本当に、相当な時間を注いでまで行う必要がある自己投資なのか!?」
ということだ。
もちろん出来ないよりは出来た方が良い。
そんなのは当たり前だ。
でも人生における貴重な時間を相当数注ぎ込んでまで、やるべきことなのだろうか・・・。
私自身が英語ができるからというポジショントークではなく、本当に懐疑的なのである。
人生の限られた時間を有効に活用していくために、英語への自己投資が必要なのかどうかを真剣に考えてみたい。
英語学習信者に聞くと恐らく以下のような回答が返ってくることだろう。
「いやいや。英語はいつかタメになるかもしれないでしょ。」
「TOEICのスコアは就職活動の時に見られるし、やっぱり英語学習しておいた方が良いんですよ。」
こういう回答をする人は、思考停止していると個人的には思う。
確かに間違ってはいないと思うが、以下の視点が欠落して、視野が狭くなってしまっていないだろうか。。
- 英語学習以外にも自己投資の方法はある
- 英語学習があなたに具体的にどのようなリターンをもたらすのか
- 現時点において、あなたが時間を注ぐ自己投資は英語が一番だと言える
もし上記の3点について、明確に説明ができるならば、英語に自己投資する価値があると私は思う。
ただ、少しでも迷いであったり、なんとなく英語はタメになるから、という意識で学習しているのであれば、時間の使い方を見直しする機会にして欲しい。
そもそもほとんどの日本人にとって英語は必要ない
根も葉もない話で恐縮だが、これは事実だ。
海外旅行で話せたら便利とか、外国人の友達が出来たら嬉しい♪とかそういった話は、いったん置いておく。
生きていく上で、仕事をしていく上で、英語は必要なのかという点に絞って論じたい。
ぶっちゃけ、大半の日本人にとっては、英語が必要な仕事ってそんなにない。
という事実だ。
もちろん英語が話せた方が職業なども選択肢は広がるだろう。
しかし、仮に話せなかったとしても、選べる職業は無限にある。
英語が話せないからといって、良い仕事に就けないということは必ずしもないのだ。
あなたがもし、商社マンになりたいとか、外資系の金融機関、コンサル会社で働きたいと思っているならば、もちろん英語は必要になってくる。
しかし、普通に日系のメーカーに勤めていたり、国内で営業をしている人が英語を無理してまで勉強する必要性は果たしてどの程度あるだろうか・・?
最近はGoogle翻訳の精度もどんどん上がってきているし、海外出張で仕事する場合には通訳を雇えば良いだけの話だ。
最近では通訳の単価もどんどん安くなってきているということもある。
ぶっちゃけ、英語を話せることの付加価値はどんどん下がってきているのだ。
話せないよりは話せた方が良い。
そんなのは当然だ。
しかし、話せなくても問題ないのだ。
英語を話せること自体は付加価値は低くて、あなた自身にどんな専門性があって、それを英語に翻訳してでも伝える価値があることなのかどうかという方がむしろ大事だ。
英語が話せるだけのおしゃべりバカにはなって欲しくない。
英語に自己投資する必要性があると考えられる職業(職種別比較)
先述した通りで、英語に自己投資するべきかどうか、というのはあなたのビジョンが密接に関係してくる。
英語が出来ないと仕事出来ないパターン
- 総合商社
- 外資系企業
- CA(航空会社)
→エリート感を出しながら働きたい。エスタブリッシュになりたい、というのなら良いと思う。
私は外資系コンサルで長年働いた結果、そんなのはクソだと思っている(笑)
そんなことをしていても、人生は豊かにならないからだ。
単純に高い給料を稼ぐことだけが目的なのであれば、長時間を英語に注いで勉強しなくても、他にも様々な方法がある。
会社が強制してくるパターン
- ユニクロ(社内公用語が英語)
- 楽天(社内公用語が英語)
- 日系金融機関(TOEICのスコアが昇格の条件)
→最小限の努力で英語学習をするようにした方が良い。英語ができるようになったからといって、仕事ができるようになるわけではないので、時間を使い過ぎないように注意。
社会人はプライベートの時間を英語学習に使うべきなのか
私はこれに関しても、かなり懐疑的だ。
英語学習は、本当に暇な人が趣味でやるべきレベルのことだと思う。
ひと昔前であれば、「英語ができる」というのは自分のスペックを証明する重要な手段であったかもしれない。
しかし、時代は変わった。
先述した通りで、英語の付加価値はどんどん下がってきているのだ。
商品価値が下がり続けているものに、投資をしようとする人は果たしているだろうか??
答えは自明だ。
プライベートの貴重な時間を費やしてまで、自己投資するのであれば、私のおすすめな優先度は以下の通りだ。
- 副業を行う
- 会社の業務の専門性を高める勉強をする
- 英語の勉強をする
あなたが人生を豊かにしていきたいと思うのであれば、上記の順番で取り組んだ方が良いと、私の経験上、自信を持って断言できる。
英語が趣味ならば、もちろん自由なので良いと思う。
しかし、人生を豊かにしていきたくて、その手段として現在英語を勉強してしまっているならば、見直しを検討して欲しい。
仕事に役立てたくて、英語を勉強している人の多くは、「収入を増やしたい」「良い仕事に就きたい」というのが本音だと思う。
であれば、収入増に直結することに時間を使わなければいけない。
収入増を目的とした英語学習は、めちゃくちゃ遠回りなのだ。
日本からNYまで飛行機で行けば良いものを、わざわざ船で航海して渡ろうとしているようにしか私には見えない。
結論:英語学習は自己投資をする必要があるのか
ここまで私の経験をもとに、英語学習の必要性や自己投資する価値があるのかどうかについて、取り留めもなく語ってきたので、最後にまとめたいと思う。
- 英語ができるということの付加価値は年々下がってきている
- 英語が出来なくても高給を稼ぐ手段はいくらでもある
- 無理してまで学習するほどの価値は恐らくない
- 趣味でやりたい人や、どうしても英語がないと就業出来ない仕事に就きたい人だけが学べば良い
以上となります!
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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